雲のように自由に w-fudoのブログ

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プロジェクトマネージャー取得の話⑤〜午後2論文対策Ⅰ(情報処理技術者試験)

午後2論文対策Ⅰ

プロジェクトマネージャーについてその⑤です。
プロマネ試験は入念に対策したので、かなり長くなってしまいました。しかも⑥⑦回目もあります。すいません。

皆さんご存知の通り、午後2試験は論文です。

 

論文は書くのが難しい?

結論から言うと、難しくないです。ただ、対策は必要です。
試験対策を始めたばかりの頃は、何を書けばいいかすらわからないと思いますが、考え方を理解できれば、合格論文を書けるようになります。


論文なので対策ができない?

結論から言うと、対策は午後1よりも遥かに容易です。
午後1は読解する問題文が長かったり、グラフや表の読み取りがあるので、点数が安定しにくいです。それに比べて、午後2の論文は一度きっちり書けるようになれば、本番でも合格論文が書ける可能性が高いです。

受験後に「午後2さえ通ってればプロマネ受かっていた」といった声もよく聞きますが、非常にもったいないですね。


なぜ論文を書けないか?

  1. 論文を書く行為に慣れていない人が多い

    仕事で論文を書き慣れている人は少ないです。ですので、書けないのも無理はないです。逆に言うと、論文を書く練習をしなければ受かることはないです。

  2. 論文で書く内容がわからない

    「何書いていいかわからない」 はい、非常に気持がわかります。
    私もそう思っていました。特に2時間という時間制限、800文字以上などの文字数制限、があるため、焦っていると自分が関わったプロジェクトについて、「聞かれてもいないこと」を書きまくってしまいがちです。それだと合格できません。まずは、書くこと を考えるのではなく、書くべきこと を考えましょう。書くべきこと は設問1〜3に書いてあります。設問で聞かれていることを、聞かれている通り、に書けば合格できます。

  3. 午後2の練習が足りていない
  • 1,2で記載したことに繋がりますが、午後2の過去問を使った練習が足りていない人が多いです。午前問題などは通勤時間の30分など、スキマ時間だけでも対策が可能です。ただ午後2は、 ガッツリ2時間確保して、実際に自分で論文を書く、そして添削するという勉強が有効です。2時間という時間を確保するのは難しいですが、どうにか確保して練習しましょう。


合格論文を書くために

上記の3つの理由で合格論文が書けていないのだと思われます。
さあ、対策していきましょう。

  1. まず過去問を解こう
    まず第一に過去問を解いてみましょう。これが一番大事です
    2時間以上、できれば3時間程度を確保して、過去問を解く&見直す といったことを繰り返す必要があります。私の場合は週に1回、大体は土曜か日曜の朝一にこの練習をしていました。10回程度は論文を書けるといいですね。

    これを行っていると、自分の課題(書くのが遅い、書く題材がないなど)が見えてきます。

  2. 書く内容を整理しよう
    過去問を解く際、特に気をつけることです。
    設問に答えるための内容整理をしましょう。
    まず、聞かれていることに答える必要があります。

    例えば、「(問題文にある)〜のように、コスト超過対策をしたプロジェクトを書け」とあれば、コスト超過対策をしたことのあるプロジェクトを思い出しましょう。品質低下対策をしたプロジェクト、納期が厳しいプロジェクト、ではだめです。コスト超過対策について聞かれているので、コスト対策をしたプロジェクトについて書きましょう。

    そして、「(問題文にある)〜のように」とあるので、問題文をよく読み整理しましょう。たとえば問題文では、プロジェクトマネージャは予算と実績を把握し、予算超過の予兆を検知し、原因を追求し、〜のような文面があると思います。読んでいただけると分かる通り、問題文の中では抽象的に書かれています。その部分に沿って具体的に回答を書かないといけません

    単純にコスト超過したから予算を増やした、という内容では問題文に沿っていないので、点数はほとんど貰えないと思います。また、問題文と同じように抽象的に回答するのもNGです。「プロジェクトメンバーの工数をチェックし、予算と実績の差異を2週間に1度計算したところ、500万円超過していた。工数がかかっている原因をヒアリングしたところ〜 」といった内容で問題文に沿いつつ具体的に記載することが必要です。

    情報処理試験全般に言えることですが、とにかく聞かれていることを意識して回答しましょう。そのためには、聞かれていること=設問 をよく読み意識しましょう。

  3. 書けるプロジェクトを増やそう
    2で書くべき内容は整理できました。ただ、試験では実際に関わったプロジェクトについて記載せよ、といった聞かれ方になるので、関わったプロジェクトが増やせるといいです。
    ただ、試験対策の数ヶ月で多くのプロジェクトに加わるのは無理です。
    ですので、今まで関わったプロジェクトを色々な側面(コスト管理、納期管理、品質管理、人員管理など)で見直し、どんなテーマがきても論文を書けるようにしておくといいですね。

    自分が関わっていないプロジェクトを想像し書くこともできますが、正直安定しません。試験中だと記憶に強く残っているものが出てきやすいです。私の場合、過去問を解くときには実際に関わった3つくらいのプロジェクトから選定することが多かったです。それぞれのプロジェクトでPMをやっていたわけではないですが、コスト管理、納期管理などをどうやっていたかを思い出し、整理しておけば、実際の試験でも書けることが多いです

以下対策に有効な書籍です

↓論文試験対策のバイブルです。これを1回読むとモチベーションも上がり、色々と変わります。是非1回は読んで、実際に過去問を解いてみましょう。

論文集です。基本的な論文の書き方なども載っています。オススメです。

 

次回は論文書いたことない方、プロマネ経験ない方向けの内容を書きます。